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今日のアネクドート―18

仕事をする上では専門的な知識が当然必要だ。
とはいえ、誰もが最初から専門家だったわけではない。失敗の蓄積の上に今日の成功がある。
「失敗学」なんていうタイトルをつけた本も結構出回っている。
『人間は間違う』ということを前提に生きれば多少気持ちは楽になる。
専門家と言われている人間でさえ間違うことは日常茶飯事。いかにすばやく間違いに対応するかもプロフェッショナルの必須条件ということか。
一方で、人の話に一向に耳を傾けようとしない輩や己の非を素直に認めようとしない輩が増殖しているような気もする。アメリカの心理学者Martin Seligman教授は「成功の秘訣は失敗を自分のせいにしないことだ」とかつて語っていた。物事をポジテイヴに考えることの有効性を言ったものだが、それが行き過ぎるとどうなるか。アメリカの歩みを振り返るとなるほどとなる。日本でも行き過ぎた成功哲学が蔓延していると感じるのは気のせいだろうか。
「人のふり見てわがふりなおせ」
昔の人はいいことを言ったものだ。
アネクドートも負けてはいない。失敗を笑いとばすことで相対化する作用がある。

<今日のアネクドート>
Блондинка в офисе что-то пишет ручкой прямо на поверхности стола. Шеф:
- Ты что делаешь?
- Ну как, сами же просили этот текст на рабочий стол переписать...
((прислал Александр))


<語句>
блондинка(f) n.blonde
блондин (m) n. blond
офис (m) n. office
что-то pron. something
ручка (f) n. pen
прямо adv. straight, directly
поверхность (f) n. side; surface; area
шеф (m) n. boss; chief; patron
ну well; now then; hey, hi
просить попросить v. ask
текст (m) n. text; document; version; word
рабочий adj. working, laboring; operating; worker
рабочий стол working desk; desk top
переписать v. rewrite; copy; type
прислать v. send

以前にメイさんから教えていただいたблондинкаシリーズのひとつ。
金髪女性はきれいでも頭が弱いというのはロシアのみならず西欧社会で揶揄の対照となるのかもしれない。マリリン・モンローのイメージもそんな風に伝えられているし。

<日本語訳>
オフィスで金髪女性がペンでデスクの上に何か書いています。
上司が言いました。
「何をしているんだい?」
「ええと、言われたとおりにこの文書をテキストをデスクのトップに書き写しているんです」
“アレクサンドルより送付”とデスクに書かれてありました。


ロシア語のрабочий столはそのままworking deskとなるが、もうひとつはdesk top computerの意味もある。上司にデスクトップにコピーするように言われたのを、このблондинкаはワーキングデスクに書き写すように意味を取り違えたところがオチ。переписатьと言われるとロシア人も一瞬戸惑うことがあるかもしれない。「コピーする」はコンピュータ関連ではкопироватьを使うのが一般的で、переписатьはrewriteもしくはoverwrite(上書きする)の意味になるようだ。

<英語訳>
In an office, a blonde is writing something on the surface of the desk with a pen.
Her boss says, “What are you doing?”
“Well, you asked me to copy this text on the desktop.”
On the desk was written “Sent by Alexander.”

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今日のアネクドート―17

東京都知事選も「再起動」と謳った現職の勝利に終わった。
コンピュータも動作が不安定な状態になった場合に再起動すると解消されることがある。
しかし、システムに大きな障害が潜んでいる場合はそんなシンプルな操作だけでは根本的な解決とはならない。
政治の世界も同じだ。
東京の「再起動」とは傲慢の復活を意味するようだ。

<今日のアネクドート>
Сюжет фильма Терминатор 4:
Для устранения ошибок и сбоев в системе Скай-Нет в прошлое посылают
терминатора, чтобы убить Билла Гейтса.


<語句>
сюжет (m) n. subject; plot, story; chapter
фильм (m) n. film
Терминатор Terminator (アーノルド・シュワルツエネガー主演の映画シリーズ。3作まである)
устранение (n) n. removal, elimination, disposal
ошибка (f) n. error, mistake, bug
сбой (m) n. failure, fault
Скай-Нет Sky Net (映画の中で、未来の社会を支配する「軍事用コンピューター」のこと)
в прошлом adv. in the past, at one time
посылать v. send, dispatch
убить v. kill, murder, assassinate


<表現チェック>
чтобы + 不定形「~するために」
英語で言えば、不定詞の副詞用法の目的やそれを強調するin order to do / so as to do 、さらに so that S can[will/may] do などに相当する。
不定形を後ろに従えるだけでいいので便利な表現だが、原則として文の主語と不定形の動作主が同じであることに注意が必要だ。文全体の主語と不定形の動作主が異なる場合はчтобыの後に仮定法の文が続く。これはまだ事実になっていない内容なので、距離感を出すため時制を過去へずらしているということだろう。
Я пишу это, чтобы не забыть.    「僕は(僕が)忘れないようにこれを書いている」
Я пишу это, чтобы ты не забыла.  「僕は君が忘れないようにこれを書いている」

今日のアネクドートでは、あえて言えば、посылаютは、動作主ониが省略されて受身の意味合いを示す表現となっている。убитьの動作主はそれに一致すると考えてもいいだろうし、その意を受けたтерминаторをубитьの主語と取ってもいいだろう。

<和訳>
映画「ターミネーターⅣ」のストーリー:
スカイネットのシステムにあるバグや不具合を取り除くために、ビル・ゲイツを暗殺しにターミネーターが過去へと送られる。


どうやら、スカイネットにはWindowsが使われているらしい。システムのバグや不具合は言ってみればWindowsにあるバグや不具合。それならいっそのこと、Windowsを作り出したビル・ゲイツ氏を、というオチ。
そんなことをしたら、コンピュータシステムそのものが存在しなくなってしまう?
詳しくは知らないが、「ターミネーター4」自体は製作される予定らしい。シュワちゃんがカリフォルニア州知事になってしまったため、プロレスラーのザ・ロックの主演で撮影されるという話があるようだ。

<英語訳>
Plot of the film “Terminator IV”:
For elimination of bugs and failures in the Sky Net system, the Terminator will be sent to the past to kill Bill Gates.


Windowsは本当に便利なシステムなのに、この小話では暗殺対象にまでなってしまうなんて本当にお気の毒です、ビル・ゲイツ様。



今日のアネクドート―16

早いもので今年に入ってからすでに3ヶ月。
この間ロシア語の勉強をそれなりにしてきたつもりだが、あれこれ自分の足りない面ばかりが目についてくる。
単語は引いたとたんに記憶のかなたへ、文法項目の確認も何回やってもイメージが定着してこない。
ため息がでること。ついでにクシャミと鼻水も。ちなみに花粉症はполлинозとかсенная лихорадкаという。英語のpollen allergyや、hay feverを輸入した表現っぽい。でもふつうはаллергияでいいようだ。この時期にアレルギーが・・といえばふつうは花粉症のことと受け取る。ロシアには白樺にアレルギーを持つ人が多いと「アネクドートに学ぶ 実践ロシア語会話(さとう好明著、東洋書店)」に出ていた。

上智大学の宇田文雄先生が以前、「語学の勉強は暗い階段を上っていくようなもの。時々薄日がさすが、すぐに暗くなる。そんなことの繰り返し」と言われていた。レベルが上がれば、上がったなりにまたいろいろ悩みを抱えることになるのだろうが、もっと光を!てな気分。

さとう好明さんは一日に岩波のロシア語辞典を200回以上は引くとブログに書かれている。
めげていても何も始まらないか・・。Попытка не пытка(ダメモト) の精神でいきましょう(~~)。

<今日のアネクドート>
Если вы делаете детей, и у вас не получается... войдите под админом.


<語句>
делать v. do; make
дети (pl) n. children, kids; babies
получаться v. work out, develop; come, arrive
войти v. enter, go in; come in; get into
админ n. administratration
под админ under administrative privileges

<表現チェック>
У кого получается 「~のもとでは<事態が>うまくいく」
無人称の使い方でполучатьсяは「何らかの結果が得られる」という意味から「うまくいく」という意味になっているようだ。文脈次第で事の進展がはかどっていないことが述べられる。今日の私の気分でУ меня не получаетсяと言えば、ロシア語がうまくいっていないことになるか・・・

<日本語訳>
もし子供を作ろうとしてうまくいかない場合は、管理者権限でお入りください。


複数の人間で使うPCに新たにソフトウェアをインストールする場合に、インストールがうまくいくように管理者権限で入るように求められることがある。このアネクドートもそんなところをかけているのだろう。
ちなみにこの場合のделаетеは不完了体の継続で、再三チャレンジはするものの動作の完結には至らない状態であることを示すととった。

<英語訳>
If you try to make babies and don’t work it out, Log-In under the administrative privileges.


войдитеはenterでもよかったが、loginにしてみた。loginはlog とinからなる。「丸太」を「中に」にとも読めなくはない。
そ、そんなにすごくないとダメ・・・?
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